【第1回】60代からの自分との向き合い方

「自分を信じていますか?」

こんな問いかけをされたら、
あなたはどう答えるでしょうか。

「うーん…信じてる…かな?」
「自信があるわけじゃないけど、信じてるつもり」
「考えたこともなかった」

いろんな声が聞こえてきそうです。

でも、この「自分を信じる」って
いったい何のことなのでしょうか。

私は最近ようやく気づきました。
自分を信じるとは、自分を愛でることだったのだと。

愛でる──それは、可愛がる、慈しむ、
大切に扱う、ということ。

自信がある・ないではなく
自分が自分の味方でいられるかどうか。
否定せず、ダメ出しせず、
「よくやってきたよね」と
そっと寄り添ってあげられるか。

そうやって、自分を愛おしむこと。
それが「自分を信じる」ということだと
私は思うのです。

でも実は、わたし自身
ずっとずっと、そのことに気づかずに
「信じたいのに信じられない」
そんなジレンマの中にいました。

家族のため
周りのため
迷惑をかけないように
役に立たなくちゃ

そうして生きてきた結果
私の声を、私は一番聴いていなかった
そんなことに、ようやく気づいたんです。

「私は、私のこと、信じたい」

そう思ったとき
初めて
「じゃあ私は本当は何を感じてたんだろう?」
そう自分に問いたくなったんです。

それが、自分を信じるための
最初の一歩でした。

自分を信じるって
もっと大それたことだと思っていたけれど
実は、とても静かで、あたたかい営み。

自分を愛でるように
「わたし」の声を聴くことから始まる。

そんなお話を
次回はさらに深めていきたいと思います。

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この記事を書いた人

なかがわりょうこのアバター なかがわりょうこ 心の根をほぐして ほんとうの自分を咲かせる人

60代という節目に、これまでの人生をねぎらい、心の根っこからやさしくゆるめていくことで、ほんとうの自分を取り戻すお手伝いをします。
素直な自分を大切にできる安心の場で、本心に気づき、これからの人生を歓びと希望で彩るサポートを。
その姿が、次の世代へのやさしい橋渡しとなるように――。

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