立ち止まることを知らなかった私へ

気がつけば、五十八歳になるまで…


私は、

自分の感情と向き合うことを

してきませんでした。

三十五歳で一人暮らしを

始めてからの二十年は、
仕事に追われ、生活を回すことで精一杯。


「疲れるのは当たり前」

「誰もが同じように頑張っている」


そう自分に言い聞かせ、

心の声を閉ざしてきました。

働けているから大丈夫。
生活できているから問題ない。
そうやって、

立ち止まることを拒み続けてきたのです。

乳がんの告知と、揺らぐ日常

五十八歳の時、乳がんと診断されました。


二人の医師から口を揃えて言われた言葉は、
「原因は強いストレスでしょう」

けれどそのときの私は、
「ストレス? 

私にそんなものがあるだろうか」
と首をかしげるばかりでした。

「明るく・楽しく・元気よく」を

信条にしてきた私。


けれど、

その明るさが音を立てて崩れていく感覚に、
ただ立ち尽くすしかありませんでした。

私の中の「ストレス」とは

周囲を見渡せば、誰もが懸命に生きている。


私だけが特別に苦しいわけではない。


そう思い込んでいたけれど、
あの日を境に「ストレスとは何か」と

問わずにはいられなくなりました。

無理に笑顔を貼りつけていたこと。
疲労を当たり前として飲み込んできたこと。
不安や寂しさを、感じないふりで

やり過ごしてきたこと。

それら一つひとつが積み重なり、
気づけば腫瘍のかたちをとって

現れたのかもしれません。

習慣を疑うという習慣

病と向き合う日々のなかで、
私はひとつの習慣を見つけました。

自分の習慣を疑うことを、習慣にする。

無理に「元気な私」を演じなくてもいい。


小さな声で「今日は疲れている」

と認めてもいい。


そうして耳を澄ませるように心を

見つめていくと、
少しずつ、

呼吸が深くなるのを感じました。

読んでくださったあなたへ

もし今、忙しさに身をゆだね、
自分と向き合うことを

遠ざけている方がいたなら…
どうかほんのひととき、

足を止めてみてください。

「私は今、どう感じているのだろう」
その問いかけが、

きっとあなたを守ってくれるはずです。

私の小さな気づきが、
あなたの静かなきっかけに

なれば嬉しく思います。

🫶🌱🫶🌱🫶🌱🫶🌱🫶🌱🫶🌱🫶🌱🫶

✅時々、顔を出す!過去の嫌なあの時…

✅長年の苦しみ 葛藤

✅自分を責めてしまう

✅自分とどう向き合っていいのかわからない

✅自分らしく生きるって我儘じゃあないの?

🫶🌱🫶🌱🫶🌱🫶🌱🫶🌱🫶🌱🫶🌱🫶

お問い合わせはこちらから

⬇️

なかがわりょうこー お問い合わせフォーム – リザスト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

なかがわりょうこのアバター なかがわりょうこ 心の根をほぐして ほんとうの自分を咲かせる人

60代という節目に、これまでの人生をねぎらい、心の根っこからやさしくゆるめていくことで、ほんとうの自分を取り戻すお手伝いをします。
素直な自分を大切にできる安心の場で、本心に気づき、これからの人生を歓びと希望で彩るサポートを。
その姿が、次の世代へのやさしい橋渡しとなるように――。

目次