頼まれごとが生きがいだった

忙しさの中に隠していた心の声

「ねえ、これお願いしていい?」
「りょうこさんがいると助かる〜!」

そう言われるたびに、心がふわっと満たされていました。


頼られている
必要とされている


その感覚が、私の存在価値のように感じていたのです。

人の役に立つことが好き。
それは本当の気持ちでした。

でも今思えば、
その裏側にもうひとつの思いが隠れていたんです。

それは、
「自分と向き合わないための忙しさ」

誰かのために動いていると、
自分のことを考えなくて済む。

仕事や家事、人付き合いに追われていれば、
心の中の静けさと向き合う時間をつくらずにいられる。

その静けさの中にあるのは、
見たくない本音や、
聞こえてくる心の声かもしれないから。

本当は寂しかった。
本当は、頑張ってるねって
誰かに言ってほしかった。

でも、それを認めたら弱い自分になってしまいそうで、
心の奥に押し込めていました。

「忙しい=幸せ」だと思い込んでいたあの頃。


誰かの期待に応えることで、
自分の存在を確かめていたのかもしれません。

けれど、

頼られる歓びがいつしか
自分を見失う原因になっていったのです。

そんなある日、
ふとした瞬間に気づきました。

「私、いつも誰かの予定の中で動いている」
「自分のための時間が、どこにもない」

その気づきは小さなひとしずくのように、
心の奥にポトリと落ちて、
波紋を広げていきました。

人のために頑張ることと、
自分を後回しにすることは違う。

その違いに気づいたとき、
ようやく心が少しだけ
やわらかくなった気がしたのです。

次回は、
「ネガティブは悪者じゃなかった」
感じることを許した瞬間

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✅時々、顔を出す!過去の嫌なあの時…

✅長年の苦しみ 葛藤

✅自分を責めてしまう

✅自分とどう向き合っていいのかわからない

✅自分らしく生きるって我儘じゃあないの?

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この記事を書いた人

なかがわりょうこのアバター なかがわりょうこ 心の根をほぐして ほんとうの自分を咲かせる人

60代という節目に、これまでの人生をねぎらい、心の根っこからやさしくゆるめていくことで、ほんとうの自分を取り戻すお手伝いをします。
素直な自分を大切にできる安心の場で、本心に気づき、これからの人生を歓びと希望で彩るサポートを。
その姿が、次の世代へのやさしい橋渡しとなるように――。

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